2015年12月28日月曜日

「トマトHack!!」に参加しました



少しハッカソン疲れして、最近はハッカソンお休み中だったのですが、トマト好きとしては出ずにいられないということで参加してきました。
参加して、ホンダの小林三郎(エアバックの開発者)の次の2つの言葉を思い出しました。

「イノベーションは若者からしか生まれない」
「スペシャリストはイノベーションリーダーにはなれない」

私の場合、このアイディア、この時間、このメンバーならここまでは固くて、このあたりにリスクがあると、無意識に計算してしまいます。
それが無意識のブレーキになって突き抜けられない。
突き抜け感を得られるまで、これからもちょいちょいハッカソンに参加しようと思いました。

1日目 アイディアソン



  • 午前:オリエンテーション、キーノートスピーチ、技術紹介、食材紹介
  • 午後:課題討議、課題解決のアイディアだし、ピッチ、チーミング
  • その後、Hack!、その後、トマト料理で懇親会

という流れ。

アイディアソン


アイディアがあまりソフトウェアよりではなかったのが印象的でした。

優勝したチームのアイディアはトマト売り場に、その日のトマト情報をしゃべって教えてくれるトマト大使キャラクターをつくるというもの。

私が参加したのは、トマト王子ことトマト生産者大畑さんのアイディア。
数ある高知のブランドトマトをコンプリートするために、食べて記録したり、現地にいってスタンプラリー的なことをするアプリ。
アイディア交換のときにお話した自分のアイディアを取り入れてくれていたので迷わずこのチームに参加しました。

チーム構成


リーダー(トマト生産者)
プランナー:1名
エンジニア:2名(私含む)
エンジニア兼料理:1名

最終的なアイディア


高知トマト八十八箇所 〜トマト博士の通った道〜

  • 地図のうえに、高知のブランドトマト約50種類があって、タップするとコメントや写真を記録できる
  • 各ブランドトマトごとに、記録するとレベル1、誰かにシェアするとレベル2になる
  • 1種類のトマトでもレベル2になると、御朱印帳がもらえる
  • 高知のブランドトマト(約50種類)をすべてレベル3にすると、高知県がトマト博士に認定してくれる


1日目のHack


開発方針は次のとおり。


  • 地図はGoogle Map
  • バックエンドはNiftyのmBaaS
  • HTML5/CSS3/JavaScriptでつくってMonacaでモバイルアプリに変換


もう1名のエンジニアがネイティブのiOSアプリの方が得意だったのだけど、私ができないのでHTML5にしてもらいました。

1日目でmBaaSからとってきた情報をGoogle Map上にのせるところまでつくり、MonacaでiOSアプリに変換するところまで完成。
並行して、カメラで写真をとって、Data URIに変換する(mBaaS上に保存するため)ことろも完成。
Google Map上にD3.jsで画像をのせるところに時間がかかりましたが、想定の範囲内だったのでOK。
懇親会の後、うちに帰って、画像をクリックしてモーダル画面を起動してコメントや写真をmBaaSにアップするところをつくりました。


2日目 クック&ハッカソン


2日目は作業が14:00までと短いので、機能を追加していくよりも、デザインを少し調整したり、料理をして実際にアプリを使ってみたいなぁと思っていました。
ところが、バグがいくつかみつかり、バグFixに時間が。。。
さらに、MonacaでiOSアプリに変換したら、まったく動かなくなっている!
最終的にはMonacaで1からプロジェクトをつくりなおして、解決しましたが、かなり時間のロスがありました。

並行してメンバーがトマトパンやおいしいトマト料理を作ってくれていたのですが、ほとんど会話ができませんでした。
2日目はもう少しメンバーと会話しながらアプリのコンセプトを成長させたかった。。。

発表・審査・表彰


発表はパワポではなく、模造紙くらいの大きさのポストイットで。
あえてアナログの紙でプレゼンというのもよかったですし、メッセージの伝え方もうまくて、同じチームなのに聞いていて楽しかったです。
デモもとどこおりなくでき、審査員の反応もまずまず。
アプリづくりという意味では一番しっかりしていると思ったので、もしかしたら賞も狙えるかもと思いましたが、残念ながら何も賞はもらえませんでした。

優勝したチームは、実際のトマトにプロジェクションマッピングで顔をつけて、トマトの紹介をするというもの。
凝った作りこみはないけれど、実際のものが目の前にあってインパクトがあるし、かわいいし、審査員が言っていたように、すぐにでも全国のスーパーで使えるので優勝は納得。

感想


1日目の懇親会やHack中に生のトマトやトマト料理をたくさん食べられたので、トマト好きとしては、本当に楽しめました。
日本酒にあうトマト料理のアイディアも考えていたので、それを試せなかったのは少し残念ですが。
技術的には、mBaaSとMonacaを使って短時間でスマホアプリをつくるのは良い経験になりました。
反省点としては、開発にもっと非エンジニアを巻き込んで、自分の壁を壊してもらって、もっとおもしろいものにしていく必要があると感じました。

身内へのダメ出し


とてもよいハッカソンだったのだけど、身内が主催をしているので、あえてダメ出ししてみます。

説明が長い


高知、ハッカソン、トマトと内容自体が多いのでしかたないのかもしれませんが、ギュッと凝縮してほしかったです。
あえて全部伝えずに、Hackの最中にコミュニケーションとってもらうようにしてもよかったのではないでしょうか。

説明がくどい


コンサルの職業病だと思いますが、手法などの説明がくどかったです。
価値は説明をうけて感じるものではなくて、やってみて感じるものなので、説明は最小限でよかったのではないでしょうか。
やった後に、あれってどんな手法なのかを参加者から聞かれるくらいが一番ちょうどいいし、かっこいいと個人的には思います。

2015年9月8日火曜日

とあるソフトウェア開発者と品質管理者の戦い

ソフトウェア開発は、製造業と違って品質データのバラつき大きく、定量的品質データ分析が適用しにくい業界です。
そのため、うまく品質管理ができていないことがよくあります。
以下は、私の体験をもとにしたフィクションです。



キャラクター


高見
品質管理担当者。
ソフトウェア開発の仕事をしているが、設計もプログラミングもできない。協力会社に発注してルールを守らせるのが主な仕事。



板垣
開発者。
意味がわからないルールを強制されるのが大嫌い。






戦い(その1)〜いい具合の指標値!?〜




板垣さん、お客様がコンサルタント会社の品質指標はダメだら考えてほしいって言われたので、考えてみました。
とりあえず、基本設計工程分だけみてもらえませんか
かなり、いい具合だと思いますよ。




<基本設計工程品質指標>
項目下限指標値上限
レビュー密度(人時/ページ)-20%0.3+20%
欠陥密度(件/ページ)-20%0.3+20%
※数値はフィクションです。

<選定方法>
・類似プロジェクト2つの平均値を入手。
・その2つの間をとって指標値を設定。
・そこから+-20%で、2プロジェクトの平均値が入るので、上下限は+-20%に設定。




(どこがいい具合!?)
いや、ダメでしょう。これじゃ品質分析できないですよ。
そもそも、この上下限に何%のデータが入る想定ですか?
上下限に入らなかった場合はどのようなアクションを想定していますか?





(うるせーやつだ)
いきなり、そんなに質問されても困りますね。
何%のデータが入るかとかデータ分析のことは指標値を決めた後に考えます




一度に色々言い過ぎましたね。順番にいきましょう。
上下限外はOK/NGの判断ではなく、現物・現場・現実の確認を効率的に実施する(対象絞り込み)ための道具という認識でよいですか。





(うるせーな、何でもいいよ)
そうですね。その認識です。






そうですよね。
ソフトウェア開発のデータはバラつきが大きいので。
ちなみに、同一仕様、同一プロセス、同一開発規約、同程度のスキルのチームで多数の開発を実施(12開発Gr)しても、品質データは大きくばらついたというデータもあるんですよ。





(しらねーよ)
へー、そうなんですか。勉強になります。






次に、この上下限に何%のデータが入るかです。
IPAが毎年品質データを出しているので、それをみてみましょう。
とりあえず、下限:第1四分位、指標値:中央値、上限:第3四分位として、ご提示の値と比較してみましょう





SEC BOOKS:ソフトウェア開発データ白書2014-2015
<基本設計工程品質指標>
※下限:第1四分位、指標値:中央値、上限:第3四分位
※カッコ書きは品質管理者の提示値
項目下限指標値上限
レビュー密度(人時/ページ)0.074
(0.24)
0.243
(0.30)
3.636
(0.36)
欠陥密度(件/ページ)0.099
(0.24)
0.250
(0.3)
0.514
(0.36)





IPAゆるいですねー。
ところで、第1四分位、第3四分位って何ですか?






例えば、データが100個あったときに、小さい方から25番目のデータが第1四分位、50番目が中央値、75番目が第3四分位です。
つまり、ゆるいとおっしゃっいましたが、統計的にはこの上下限に50%しかはいりません。






こんなにゆるい範囲でたったの半分ですか!?
IPAのデータって3581プロジェクト分も集めてるからデータがばらついてるんじゃないですか?




逆ですよ。
少なくとも、たった2つの標本からつくったデータよりは信頼できます。







わかりました。
他の方の意見も踏まえて、修正します。








戦い(その2)〜混ぜるな危険!〜




他の方の意見も踏まえて、次のように変えてみました。
今度はどうでしょうか。






<基本設計工程品質指標>
項目下限指標値上限
レビュー密度(人時/ページ)0.10.33.0
欠陥密度(件/ページ)0.10.30.5

<選定方法>
・品質管理者提示値、IPAの数値、お客様のコンサルタントの提示値が近い場合は、品質管理者提示値を採用。
・品質管理者提示値、IPAの数値、お客様のコンサルタントの提示値が離れている場合は、それらの平均値を採用。



最悪ですね。
統計的土台があってはじめて品質分析できます。
数値をいじって、統計的な意味付けをなくしてしまったら品質分析できませんよ。




(本当にうるさいやつだ、早く決めたいんだよ)
指標値と品質分析方法をリンクさせる意味がわかりません。






以前もいいましたが、「上下限外はOK/NGの判断ではなく、現物・現場・現実の確認を効率的に実施する(対象絞り込み)ための道具」です。
本当は全量をしっかり分析するのがベストですが、それが難しいので怪しいところを探すための言わばソナーなんです。




それはわかりました。







例えば、レビュー密度を横軸、欠陥密度を縦軸にとったとき、下限、上限を決めると、次のように9つの領域にわけられます。
レビュー密度と欠陥密度に関係がなく、下限が第1四分位、上限が第3四分位なら、平均的には、7の領域には1/4 * 1/4 = 1/16のデータが入ると考えられます









なるほど。
担当プロジェクトのデータをあてはめて、例えば7の領域に1/16より多くのデータがあるとおかしいということですね





おかしいかどうかはわかりません。
そのプロジェクトの特性上、そうなるのが自然かもしれませんから。
ですから、やはり、現物・現場・現実の確認が必要なんです。
データはあくまでソナーです。





難しいですね。






どういう意味で難しいと言っているのかわかりませんが、定量的品質分析は簡単ではありません。
例えば、どれくらい差があったら有意な差といえるのかは、本当は検定しなければわかりませんし





(あー、小難しくてめんどくさい)
で、話を戻して、何で私の指標値の案はダメなんですか?







数値を色々混ぜてしまったので、さっきの例で言えば「7の領域には平均的にはどのくらいのデータは入るはずか」というのがわからなくなってしまいます。
これはあくまで一例で他の分析も同様にできなくなってしまいます。





(よくわかんねーな、めんどくせー)
わかりました。
とにかく早く指標値を決めないとまずいので、板垣さんのご提案に従ってIPAのデータをそのまま採用しますよ。




別にIPAのデータを推しているわけじゃないですよ。
例えば、上下限は第1四分位、第3四分位でいいのかとか、対数変換しないと正規分布にならないとか、そういうことは考えてますか?
どのように分析するのかを考えないと指標値も決められないということをわかってほしいんです。




(めんどくせー)
わかりました。勉強します
とにかく、指標値は承認してください。






おしまい(続かない)


イラストは いらすとや の素材を使っています。

2015年7月5日日曜日

「ZenHack(禅ハック) 2015 Summer」に参加しました



「禅とITで世界の課題に挑む」という変わったハッカソンがあったので参加してみました。
ピザとコーラを片手に、ジャンクに、瞬間風速的にエネルギーをだすハッカソンとは違って、規則正しいハッカソンには独特の難しさと楽しさがありました。
うまく立ち振る舞えなくて、若干、不完全燃焼気味ですが、大切に向き合う食事や座禅は貴重な体験だったので、次回もぜひ参加してリベンジしたいと思います。

2015年7月4日(土)

9:30 オリエンテーション、ルール説明、インプット


会場は鎌倉の建長寺。
お題は「食」。
漫才師のような司会の2人と建長寺の和尚さんのコントラストがとても楽しいインプット。
大人の修学旅行的に楽しめました(^^)

10:45 チームビルディングワークショップ


アイディアを個人ごとにだして、ウォークスルーで星をつけ、Top3が発表。
情熱枠も先着で発表。
このあたりは、まあよくあるパターンなんだと思う。
ただ、そこからナンパ形式でチームを組むという方式は、個人的には困りました。
結局、困ってウロウロしているところを学生さんに一緒にやりましょうと言われてチームを組むことに。
アイディアベースでもなく、スキルベースでもなくチームを組んだのははじめて。
それも、また面白いかと思って流れに身をまかせてみました。
チームはこんな感じ。

佐藤さん:フロントエンドエンジニア
澤海さん:学生(マーケティングの人?)
竹澤さん:デザイナー
愛宕さん:エンジニア(Scala, PHPなど)
井戸さん:学生(経済学部だけど、フロント系勉強中)
私:広く浅く

バランスはよかったと思う。

12:30 ランチ


精進料理をいただく。
フードコーディネーターの方から料理に込めた想いを聞いたり、和尚さんからお話を聞いたり。
それも、よかったし、何より美味しかった!

13:00 API説明、メンター紹介


APIの説明は控えめ。
やはり、禅が主役?

13:30 ハック開始


もともと、自分たちのチームは誰かのアイディアに「この指とまれ」した訳ではなかったので、アイディアをまとめるのに苦労した。
ある程度煮詰まってきたところで、
「6人もいるし、そろそろ収束に向けていきたいので、エンジニア3人はできることベースでアイディアをだし、プランナーとデザイナーがコンセプトベースでアイディアをだしましょう」
と提案してみました。
ところが、すぐに澤海さんからコンセプトは全員で固めたいという意見が。
それもそうだなと、ここは澤海さんに委ねてみました。
結局、色々、発散してなんとか方向性を固めました。

15:00 おやつ


おやつは大福。
ものすごく美味しかった!

18:00 夕食&企業プレゼン


夕食は意外にも鎌倉ビールがでました(^^)
あまりに美味しくておかわりさせていただきました。

19:30 入浴


修学旅行みたいな時間を区切った入浴。
まあ、特に困ることはなかった。

21:00 就寝


こんな時間に寝れるかよ!
と思ったけど、ビールのちからもあってか、寝れました。
ただ、とーっても浅い眠りで。。。

2015年7月5日(日)


3:00 起床


こんな時間に起きれるかよ!
と思ったけど、眠りが浅いので起きれました。
でも、頭痛いし、コンディションは最悪。。。

3:30 座禅


座禅ははじめてだったので、とてもいい経験になりました。
ちゃんと、パチンとしてもらいました。
全然痛くなくて、でも、音はすごく響いたのが驚きでした。
(でも、痛かったって言ってる人もいた)

4:10 ハック再開


全く、エンジンがかからず、あまり記憶がない。。。
朝は苦手だ。

6:00 朝食(お粥・建長寺提供)


おかゆの美味しいこと(^^)
最後に、お茶を器にそそいで、たくあんでキレイにしてお茶を飲む所作を体験。
そこまで食事を大切にすることを日常で行うのは難しいけれど、いい経験になりました。

7:00 ハック再開


食事の後、頭痛も治り、エンジンがかかってきました。
ここからが本領発揮です。
ところが、デザイン重視方向に向かっていたので、プログラムはあまりなく、決めたことをHTML/CSSで実装する作業中心に。
ちょっと物足りなかったかな。

8:30 おやつ(べつばらドーナツ)


美味しかった!
梅、シュガー、シナモンの3種類だったんだけど、ベタにシナモンを選択。
最高でした。

作業も佳境。
お昼までに完成させなければならないので、マージ作業に。
ところが、ネットワークがつながらない!
もともと、ネットワーク状況は最悪だったんだけど、ここにきて全くつながらない!!
30分くらい色々試して、結局、スタッフにお願いにいきました。
スタッフの方が、不要・不急の方は一旦ネットワークを切るようにお願いしてくれて、なんとかつながるようになりました。
(お願いに行ったときにスタッフの一部の方がネットをみながら何やら楽しげに話をしていたのがちょっとイラッとしましたが。。。)

12:00  ランチ


ランチは、さっと食べられるようにということで、丼でした。
これも、お肉を一切使っていないにも関わらず、しっかり味がついていて美味しかった。

13:30 発表会



ミッションは「無駄な食べ過ぎをゆるく減らす」。
「戒」というのは、個人が守るべき各種の決まり。
八斎戒はもともと、こんなの。



この「」の字をおかずの意味の「菜」に変えたサービス名。
内容は、自分で「戒」を8つ設定して、たまにキャラが通知をしてくれて、達成状況を管理するもの。
みんなが少しずつ食べ過ぎをがまんすれば、無駄な食べ過ぎが減るはず。
和尚さんが、「仏教は実は柔軟で...」的な話をしてくれたのがヒントで、そんなゆるふわで柔軟なところと八斎戒というなんだか厳しそうなものにインスパイアされたアプリ。

デモ


http://itagakishintaro.github.io/zenhack/
※ブラウザのデバイスモードでスマホサイズでみないとレイアウトがダメです。

ソース


https://github.com/itagakishintaro/zenhack

15:30 表彰、総括


残念ながら、賞はとれず。
優勝したチームは、正直、個人的には全くもって以外でした。
でも、よく考えると、コンセプトがあたたかくて優しさいっぱいで、テーマにとてもあっていたんだと思います。

懇親会


佐藤さんの義兄さんのお店が鎌倉にあるということで、チームのメンバーと食事に。
(井戸さんはいつのまにか帰ってしまっていたので一緒に行けなかった。)
Bistrot Orangeというお店で、リーズナブルなお値段でおしゃれなステキなお店でした。
まあ、おしゃれだろうと何だろうと、いつもどおり、私は酔って毒を吐きまくりましたが(^^;)

感想


食べるもの全てが美味しかった。
夜9時に寝て、朝3時に起きるのが大変だった。
お寺の体験がどれも新鮮だった。
ものづくりはちょっと不完全燃焼だった。
次回もチャレンジしたいな。

2015年6月30日火曜日

「ダイバーシティハッカソン」に参加しました



障害者を助けるとかそうゆうのは苦手。
自分だっていっぱいいっぱいなので、助けるとかは重い。
そんな想いもあって、「健常者も障害者もフラットに楽しめる新しいあそびをつくる」というアイディアのチームに参加しました。
アイディアだけで、具体的なサービスはノーアイディアのようだったので、ぎりぎりまで迷ったけどこのチームを選んでよかった!
ちなみに、Yahoo!賞いただきました。
(全チーム何かの賞を貰える仕組みだったので最優秀以外は全部同じなんだけど)

<6月27日(土)>


イントロダクション(9:30-9:50)


様々な立場の人から説明があったのですが、経産省の人の「経産省って、本当は緩い役所なんです」が一番うけた。
さすがMETI、霞が関の外資系。

課題共有&アイディアソン(10:00-12:30)


このハッカソンは準備がとてもしっかりしていました。
イベントページをみればわかるけど、ちゃんとインタビューして、ペルソナたてて、そこから共通課題を抽出するところまでされている。

アイディアソンのやり方も面白い。
特に、2番ははじめての経験で、人のアイディアを組み合わせてうまく自分のアイディアを育てていけたのが楽しかった!


  1. テーブルごとのアイディア交換(ワールドカフェ)
  2. 個人ごとのアイディア交換(5分ずつペアを交換してアイディアを交換)
  3. 個人でアイディアをアウトプット
  4. 気になるアイディアに星をつける
  5. 星の多かったアイディアを選択
  6. 星は少ないけどどうしてもやりたい情熱枠を受付
  7. 自分のやりたいアイディアに参加してチーム結成


自分のアイディアはあまり星がもらえなかったけど、同じようなアイディアで星をたくさんもらっていたのがあったので、コンセプトをうまく言葉にまとめられていなかったんだと思う。。。

結局、最終的に自分は情熱枠のチームに参加。
チームの人数も一番少ないし、アイディアは生煮えだったけど、いいチームというか自分にあったチームに入れたと思う。


開発(14:00-22:00)


昼の作業


チームの構成は次のとおり。


  • 貴流さん(リーダー):デザイナー
  • 藤原さん:デザイナー
  • 手塚さん:エンジニア(C#)
  • 私:エンジニア(JavaScript)


バランスがよいといえばよいけど、1点問題が。
今回は人数も少ないし、Webアプリでバックエンドはなし、フロント重視でいくことは合意したものの、HTML/CSSを書く人がいない。
結局、仕方ないので自分がやることに。
なんか、前回のハッカソンでもCSS担当になったんだけど、変な流れが。。。

夜の作業


別に徹夜で作業する気はなかったんだけど、手塚さんが家が遠くて帰るの面倒だから泊まるというので乗っかりました。
泊まりOKのハッカソンというのははじめてだったので、いい経験になりました。

ちなみに、大して作業はしていなくて、近くの大江戸温泉物語にいってお風呂に入って、ラーメン食べて、仮眠室で寝ました(^^)

朝起きた時の会場からの風景

<6月28日(日)>


開発(朝-16:00) 


前の日に、手塚さんと大江戸温泉物語に行きながら、YahooのAPIいっぱい使ってYahooに媚びてみようかと冗談で話をしていて、結局、手塚さんがYahooのAPIでいくつか機能を作ってくれました。

自分はずっとCSSと格闘。
デザインも実はしっかり固まっていなかったので、回り道したりしてとにかく時間がかかってしまった。

プレゼンテーション(16:00-17:00)


このハッカソンは変わっていて、プレゼンとデモが分けられている。
うちのチームのプレゼンは藤原さんがつくってくれて、一番かっこよかったと思う。


タッチ&トライ(17:00-17:30)


藤原さんはデザインが気に食わないと言っていたけれど、みんなからデザインを結構褒めてもらえた。
がんばってCSSを書いた身としてはうれしかった。
あと、「健常者も障害者もフラットに楽しめる新しいあそびをつくる」というコンセプトにも共感してもらえたのがとってもよかった。

スタッフの方に、組み合わせるネタを機械的に集めて、人工知能で学習させたりしたら面白いというアドバイスをもらった。
なんか、最近はコンピュータが人間では思いつかないような料理を創造したりするらしい。
そこまでできたら本当にサービスになるかも!


デモサイト

http://itagakishintaro.github.io/itdiversity/

ソース

https://github.com/itagakishintaro/itdiversity

懇親会(18:30-20:00)


懇親会がはじまって出来上がった頃に賞の発表。
我々のチームは狙いどおりYahoo賞を受賞(^^)
でも、Yahooの人にYahoo! APIをいっぱい使ったからというだけじゃなくて、デザインとコンセプトがよかったから選んだと言ってもらえた!

優勝したチームはボタンを押すとLEDが光って、Bluetoothで電波を飛ばして近くにいる人に通知するというサービス。
リアルのモノを使って、シンプルでわかりやすくて、すぐにでも使えそうなすばらしい作品でした。
こういうIoTをからめるのが今どきの流れですね。

感想


はじめての形式のアイディアソン、初の泊まりハッカソンなど、いい経験になりました。
ただ、図らずもCSS係になってしまったので、技術的なおもしろさが味わえなかったのが残念。
次のハッカソンでは新しい技術にふれたいなぁ。

2015年6月17日水曜日

「はじめてのハッカソンvol.10」に参加しました



何度参加しても楽しい、何度参加してもいい「はじめてのハッカソン」(「初めて」の意ではないらしい)にまた参加しました。
今回は、普通のハッカソンではできない「あえてみんな普段やっていないところをやってみる」という試みをしてみました。
結果的には、よかったんじゃないかなぁという気がします。
こんな変なことも気軽にできちゃうのが「はじめてのハッカソン」のいいところです。


メンバー



  • 國吉さん(G'sアカデミーで4月からプログラミングを学んだばかり)
  • 阿部さん(フロントもバックエンドも一通り)
  • 松原さん(HTML/CSSのマークアップ)
  • 板垣(JavaScriptが多い?)



アイディアソン


阿部さんがさすがのファシリテーション力でうまく進めてくれました。
時間も少ないので、発散少なめで収束を意識したファシリで、とても参考になりました。

残念だったのは、全員がまじめだったこと。
かなり、スマートというか正攻法な方向にいってしまったので、遊び心とか一捻りとかキャッチーな何かが不足していました。
がんばって、AKB48総選挙的なアイディアをだしてみましたが、そもそも、AKB48総選挙の仕組みがよくわかってないので、広がらず。。。

結局、飲み会などの幹事さんにフォーカスしたサービスにランキングやSNSの要素を取り入れるという正攻法に決定。


お昼


昼食を食べながら普段どんな仕事をしているのか聞いていたら、松原さんはマークアップオンリーで、そのスペシャリストだということが判明。
じゃあ、今日マークアップやったら、簡単だし、いつもの仕事と同じになってつまらないだろうなぁと思ったので、「今日はあえてJavaScriptやりませんか?」と言ったら、「やってみます」とのこと。
だったら、みんな普段あまりやってないところをあえてやってみようよということで、次の感じに。


  • 國吉さん 普段:HTML/CSS => 今回:JavaScript
  • 阿部さん 普段:フロント+バックエンド => 今回:デザイン
  • 松原さん 普段:HTML/CSS => 今回:JavaScript
  • 板垣 普段:JavaScript => 今回HTML/CSS



プログラミング


國吉さんの状況


國吉さんはmilkcocoaを使ってチャット機能をつくることに。
すぐに完成させてしまっていて、ほとんど苦労していなかった様子。
その後、Bootstrap使ってデザインをきれいにするところがうまくいかなかったようです。
みんな自分で精一杯でフォローする余裕がなかったのと、そこはオプションだったので一人でがんばってもらいました。
(すみません。)


阿部さんの状況


Photoshopは入ってるけど、普段はデザインをしないとのことで苦労している様子でした。
ただ、ご自身でいろんな人に聞いて解決していました。
さすがです。


松原さんの状況


C3.jsというグラフ作成ライブラリを紹介して、がんばってもらうことにしました。
普通につくれていたのですが、本人はよくわからないけどできた様な感想を。
個人的には、理屈から入るより、いじってたら動いたとか、動かないのをなんとか動かしたを繰り返す方が楽しいと思うので、それでいいと思うのですが。。。


私の状況


松原さんはBootstrap嫌いみたいだったので、使い慣れたBootstrapが使いにくい雰囲気。
なんか別のないかなぁと思って探してたら阿部さんからGoogle Designというのを教えてくれました。
これは、マテリアルデザインだし、かなりいけそう!
ところが、ドキュメントがみあたらない。
迷ったのですが、完成させることを重視してここはあきらめました。
結局、bootstrap-material-design という以前に目をつけていたbootstrapベースのマテリアルデザインテンプレートを使うことに。
ドキュメントがbootstrap本家に比べて見にくいので少しとまどりましたが、松原さんにヘルプしてもらいながらなんとか形にできました。


成果物



なんと!プレゼンのときに私のつくった部分のレイアウトが崩れてしまいました。
(この画像は大丈夫)
幅を狭くしたときにおかしくなるのは國吉さんから聞いていたのですが、とりあえず今日は時間がないのでそこはいいやと放置していました。
プレゼンのときは、プロジェクターの解像度の関係で幅が狭くなり、大事なときにレイアウトが崩れてしまいました。。。
すみません。

ソース


https://github.com/niico-mm/nihonsyu


そういえば


全員日本酒好きだったのに、結局あんまり日本酒関係なかったなぁ。
Google Designいじってみよー。

2015年5月24日日曜日

「【人工知能】ハッカソン」に参加しました



UBICの人工知能を使ったハッカソンに参加しました。
UBICから次の4つのREST APIが提供されました。

  • 文書データ登録
  • 教師データ登録
  • 結果データ登録
  • 教師データ削除

とてもシンプルで、できるのはテキストデータを登録して、○か☓を教える。
そうすると、10000点満点でスコアを返してくれるというもの。
全く知らなかった人工知能の世界に少しだけ触れることができ、とても楽しめました。
ただ、いくつか反省点があったので、ふりかえりです。

アイディアには遊び心を


KJ法で発散から収束の流れでアイディアを固めていったのですが、遊び心が足りませんでした。
メンバーが全員30台男性ということも影響していたかもしれません。
「悪くはないんだけど、すでにやってるんだよね」とのこと。
プロからみたら、普段やっていることのショボイ版。。。
ハッカソンという自由で失敗OKの環境なので、もっと主観全開で、アクの強いものが必要でした。
次は、あえて相性の悪いものを組み合わせたり、引っかかったものをとことん掘り下げたりしたいと思います。

もっと好奇心を


エンジニアには好奇心がとても重要です。
今回のAPIはとてもシンプルだったので、とにかく触りたいという思いがでずに、ただの道具としてみてしまいました。
もっと好奇心を持ち、どのくらい学習能力があるのか試してみたり、苦手そうなものをあえて試してみたりすればよかったです。

シンプルで適切なアーキテクチャーを


今回は、Twitterからメンション一覧、Facebookから参加したイベント情報、Qiitaの投稿記事、音声解析でつくったテキストを集めて、イノベーティブな人を学習させました。
これらを全部Web APIのマッシュアップでやりました。
ブラウザのJavaScript、Node.js、UBIC、Twitter、Facebook、Qiitaとデータをやりとりです。
色々なAPIをいじって楽しかったといえば楽しかったのですが、無駄に時間がかかり、いいものができませんでした。
バッチでデータを集めた方が楽でした。
TwitterやFacebookのデータをとるのも、各自がWeb Toolでデータをとってそれをファイルに保存するのでもよかった。。。
何を実現したいのか、そのためにこだわるところとそうでないところはどこか、それを考えてシンプルにすべきでした。

最後によかった点を。


  • チームのメンバーと人工知能やハッカソンについて色々と話ができて楽しかった
  • WebGLを使って3DのUIを使っているチームがあって参考になった
  • Node.jsの非同期でのハマりポイントが少しわかった
  • 色々なAPIをさわって使い方が少しわかった
  • 1日目にチームメンバーといったT.Y.HARBORのビールがうまかった


またやるそうなので、ぜひリベンジしたいです。

2015年5月21日木曜日

プロポソンの審査員をしました in teian-lab#18

私もとうとう課長になりました。



男性の心がほころんだところで本題です。

プロポソンは、ハッカソンをもじって、提案(”proposal")とマラソン(”marathon”)を合わせた造語です。
今回も、前回に引き続き、2時間という短い時間の中で架空のRFPに対して提案コンペをしました。
プロポソンの流れは、イベントページを参照してください。
また、各種資料は、teian-labのGoogleグループにおいてあります。

今回、はじめてteian-labのスタッフとして、提案依頼者側をさせていただきました。
時間が限られていたこともあり、フィードバックがうまくできなかったので、この場でフィードバックをしてみます。

設定


ホットボタンは、女性の活躍推進イベントの上位の目的の「地域産業振興」につながることでした。
※このあたりの設定もteian-labのGoogleグループにおいてあります。

全体へのフィードバック


A, B, C社ともに、質問が適切で、地域産業振興というホットボタンをおさえていました。
また、プレゼンテーションも各社時間ぴったりで、説明もうまく、技術的には差がありませんでした。
結局、心が動いたC社が優勝したのですが、甲乙付け難い素晴らしい内容でした。

A社へのフィードバック


A社はとてもスマートでセオリーどおりの提案でした。
教科書的には1番だったと思います。


良かった点


(1) 提案依頼者の気持ちを理解している
ヒアリングの際、「離職率」、「女性が活躍会社はみんな働きやすい」、「産業振興が目的」、「昨年ターゲットが絞れていなかった」というキーワードをきちんと引き出し、それを組んだ内容になっていました。

(2) ロジカル
離職率をなんとかする => 働きやすい環境をつくる => 女性も活躍できる => 産業振興 という流れがロジカルに伝わりました。
(こちらは、そこまでロジカルに考えていませんでした。。。)

(3) Webの使い方がよい
正直、イベントとWebの組み合わせについては、深く考えていなかったのですが、Webで事前に討論のネタをだし、イベントでそれを討論するというON-OFFの連動は、3社の中で秀逸でした。

こうしてくれればもっと良かった点


良かった点の(1)のとおり(+その他にも)、こちらの気持ちに答えてくれてはいました。
しかし、想定の範囲内でつまらないという印象でした。
良かった点の(3)をもっと深堀りして、具体的な効果を示してもらえればもっとよかったと思います。
受注を勝ち取るための 外資系「提案」の技術---日本人の知らない世界標準メソッド」P.148「顧客の心をつかむ説得方法「FABE」」で一番重要なB(Benefit)の訴求が足りなかったのかもしれません。

B社へのフィードバック


B社はとてもユニークな提案でした。
点数は一番低かったのですが、もう少し工夫すれば一番おもしろくなりそうでした。


良かった点


(1) 自社の強みと弱みを活用している
設定の「中小イベンター」、「地元の中小企業とのコネクションが豊富」、「低コスト」といった自社の強みを活かし、「女性の活躍推進について経験が少ない」という弱みを緩和していました。
受注を勝ち取るための 外資系「提案」の技術---日本人の知らない世界標準メソッド」P.52「競合/自社の分析」がしっかりしていました。

(2) ユニークである
イベントは1回に限定しないというヒアリング結果から、3ヶ月で6回のイベントをし、イベントを育てていくという提案は独自性があり、興味を引きました。

こうしてくれればもっと良かった点


明暗を分けた瞬間がありました。
質疑応答で、「こちらの負担も大変になりそうなのですが、6回にした根拠は?」と聞きました。
回答は、「うちは低コストが売りです。限られた期間とコストの中で、できるだけ多くのイベントをご提供したいということです。イベンターのプロなので、お客様に負担はかけません。」とのこと。
これは、正直0点の回答でした。
ユニークな提案だからこそ、根拠が重要で、そこが問われることは容易に想像できたかと思います。
受注を勝ち取るための 外資系「提案」の技術---日本人の知らない世界標準メソッド」P.148「顧客の心をつかむ説得方法「FABE」」でいうE(Evidence)ですね。
例えば、「1回のイベントで女性の活躍や地域産業振興を推進することは困難です。目的に向けて、中長期的に取り組むために、我々の経験上、はじめのうちは頻繁にイベントを行い、イベントを育てていくことが重要だと考えました。」くらい言ってもらえれば、優勝もあったと思います。

C社へのフィードバック


C社は具体的でイメージがわき、面白そうでした。
こちらが想定していた範囲を超えていたので、私としては、「提案してもらってよかった」と感じました。



良かった点


(1) 自社の強みを活用している
B社と同じように、設定の「慶応大学出身のベンチャー企業」、「若者とのコネクションが豊富」といった自社の強みを活かしていました。
ちなみに、「実務経験は浅い」という弱みには全くふれていませんでしたが、それが気にならない提案でした。

(2) 具体的でイメージがわく
参加型、学生、区や地元企業が参加するブース、パネルディスカッション、ピンクハート運動(造語)、ステッカー、SNSといったキーワードが次々飛び出しました。
しかも、それらが線でつながり、イメージもわきやすく、面白そうだと思いました。

(3) 想定外の提案がある
ピンクハート運動という造語をつくってしまったり、学生と経営者を結びつけ、それを研究としても活用するという点は、想定外でした。
想定外ですが、RFPに書いていないだけで、突飛なものではなく現実的に思えたところが評価が高かったです。
ヒアリングで、NGでないか確認していた点もよかったです。

こうしてくれればもっと良かった点


C社も実は明暗を分けた瞬間がありました。
質疑応答で、「学生をターゲットに加えるのはよいが、地域産業振興に結びつくのか?」と聞きました。
回答は、「学生と経営者を結びつけ、それを研究としても活用する」ということでした。
設定されていた自社の強みと結びつけ、答えていたので説得力がありました。

みなさまからいただいたフィードバック


偉そうにコメントして申し訳ありませんでした。
私はエンジニアなので、プロポーザルの知見はほとんどないのですが、正直に感じたことを書かせていただきました。
懇親会でみなさまからいただいたフィードバックも書いておきます。
他にもあったら教えて下さい!

  • こうしたらもっとよくなるというコメントがほしかった
  • 正解ではないが、メソッドなどのインプットがあるとよかった

時間が短いので、インプットを入れるは難しいのですが、例えば、次のような対応が考えられますが、式町さんやスタッフのみなさんと相談してみます。

  • インプットの勉強会とインプットした内容をテーマにしたプロポソンを2回にわけてやる
  • 土日を使って、上記を1日でやる(こうなるとホントのプロポソン?)
  • 事前に資料を公開し、説明の時間をなくし、ふりかえりの時間を多くする


2015年4月19日日曜日

「戦うかっぱ。」デビュー in 「はじめてのハッカソンvol.9」


これは「戦うかっぱ。」です。
手に持っているのはきゅうりです。
頭の耳みたいなのは皿です。
頭に巻いている緑のはハチマキです。
頭の真ん中にアナみたいなのはタルマです(タルマ?)。
これから流行ります!


戦うかっぱ。デビューに至る経緯


「はじめてのハッカソン」は4回目(出過ぎ)なのですが、今回は、2つ新しいことがありました。

1. 事前にFacebookで提案
2. 事前懇親会

この2つがあったおかげでとても楽しい時間になったので、まずはそこから。


事前にFacebookで提案


こんな感じ。
今、はやりのIoTを竹内さんが提案してくれました。
私は電子工作まったくできないですし、何ができるかもわかりませんが、とりあえず食いつきました(^^)


事前懇親会


きっとアイディアソンをするんだろうなぁと思っていきましたが、ただの飲み会でした(^^)
恐るべしはじめてのハッカソン。
徹底的にゆるさにこだわっている。

ここで、坂田さんが「戦うかっぱ。」を紹介してくれました。
以前、社内で部下に披露していたそうですが、戦うかっぱ。の魅力が理解されなかったそうです。


当日のチーム編成


ゆるふわな主催者のみまさんは、意外にもFacebookの流れと事前懇親会の流れをしっかりと把握していたようで、最高のチームをつくってくれました。
  • 竹内さん(IoTマスター。ヒャッカソン主催者)
  • 坂田さん(「戦うかっぱ。」の生みの親。フロントエンドエンジニア)
  • 私(はじめてのハッカソンマニア)


戦うかっぱ。デビュー


このメンバーなら、IoTで戦うかっぱ。をデビューさせる以外のアイディアはない。
坂田さんに「戦うかっぱ。」の説明をしてもらい、竹内さんにIoTデバイスの説明をしてもらった後、時間内で何ができるかを考えました。
(竹内さんが5分位で戦うかっぱ。を受け入れたのは衝撃でした)

やること

  • IoTをインプットにする(ボタンとセンサーにしてキーボードにバインドする)
  • (Webで)戦うかっぱ。を動かす
  • (Webで)戦うかっぱ。にしゃべらせる

やらないこと(時間とかスキルセットとかの関係で)
  • Webじゃなくモバイルを使う
  • Webで戦うかっぱ。を動かすだけじゃなく、実際のものを動かす(モーターとかで)
  • 戦うかっぱ。を3Dにして動かす(Unityとかで)


ものづくり

分担は簡単。

  • IoT:竹内さん
  • デザイン+フロント:坂田さん
  • フロント:私

テーマはIoTと戦うかっぱ。だったので、あまり凝ったことはしませんでした。
あと、小さく少しずつ作っていったので時間的に余裕でした。


成果物

IoTで操作しないと面白くないんだけど、キーボードでも操作できます。

  • 1: レベル1のセリフ(音声あり)
  • 2: レベル2のセリフ(音声あり)
  • 3: レベル3のセリフ(音声あり)
  • m: 動き
  • k: かっぱチェンジ
  • s: twitterの表示/非表示

※声優は主催者のみまさんです。

成果物
http://itagakishintaro.github.io/kappa/

ソース
https://github.com/itagakishintaro/kappa


感想

今回は他ではない、ゆるさを極めた楽しみを味わえました。
はじめましてのいいオジサンが丸一日悪ふざけすることなんて他にない!

↓真剣に悪ふざけするオジサン3人

今回、アロマがセットされていました。
はじめてのハッカソンVol.6にもあって、その時はアロマを香る余裕なんてまったくなかったのですが、今回はときおりアロマが香って癒やされました。